スカートみたいな水着をきてから海に行っていた。 |
茂平の海の話はいくら書いても、書ききれない。 いくら話しても、話しきれない。それは茂平の子供は世代を超えて誰でも。但し海があった世代まで。 少年時代、夏休み桐の丸太をかついで家から海へ行く。毎日のこと。 家で海水パンツをはいて、あとはなにもなし。丸太をかついで海へいく。 浮輪。それをして泳いでいるのは町から茂平に来ている、その子の従兄弟たち。 丸太は親が茂平の子のために用意してくれた(愛情のある)ものだった。 丸太を卒業して自分で泳ぐ。それが子供の卒業であり、あこがれだった。 |
2002年3月14日