副団長の仕事


天野与市団長のこと


天野団長は県議会議員で、県議会の大物としてさまざまな役職も多々あった。


天野さんは議会もあり、あんまり(消防に)でてこん。ほれで、ぜんぶこっちでやりょうた。

副団長は二人おった。署長が職員で、あとは(団長・分団長など)職員でねえ。

合併して(笠岡市発足)から地区団長が分団長いうことになった。分団長を統括するのが団長。団長はみんなで決ょうた。



本職がおるようになって火事もすぐ行くようになった。

それまでは分団が消防車をもってかけりょうた。
本職(消防職員)がおるようになって、せいからは直ぐ飛び出すようになった。

(笠岡市が合併して出来た頃、本職の職員は)あわんな者はおりゃぁせん。ほれで、わしらがしていた頃こしらえたんじゃ。
ほれで別途に「消防署」ゆんが出来たんじゃ。

それが出来たら。”いざ”ゆうたら一番に来るようになりだした。
いつもおるんじゃものう。


それがおらん時は(消防署ができる以前は)サイレン鳴らしても人が寄りょうらなんだ。



消防団の役割は大きい


消防署が本職をかかえる以前、消防団の役割は非常におおきかった


大きかった。今(すぐ署の消防車が発車する)とは比べもんにならん。



天野さんは「団長になれぃ」言うたが

(多忙で会合等にあまり出れない)天野さんは「お前が団長になれえ。」言うてようたが、なれりゃあせん。金が要る。

金が要るばあじゃし。出る事は多いし。

天野さんにはえっと言われたがせなんだ、名前はええかもしれんが、金がいるばぁじゃ。アホらしい・・・。
(副団長なら)ココだけ(市内だけ)事がある時酒を買うだけでええが、団長になれば他所の時も酒を買わにゃぁいけん。

そわぁな事はできゃぁせん。金を貰ようればええが皆おごりじゃけぃ。
今は団長しょうればなんぼかもらえるが、昔はなんももらようらなんだ。だす、だけじゃった。

1年に一回旅行しょうた


市から貰うものは?


年一回旅行しょうた。

それは市が出してくりょうた。


2002年6月2日