2007年9月18日  午後6:10ころ
笠岡市山口


夕陽の丘にたち、「夕陽の丘」を歌いながら走ろう。



       (裕ちゃん)
 夕陽の丘の ふもと行く
  バスの車掌の 襟ぼくろ
  わかれた人に 生き写し
  なごりが辛い たびごころ


(古代の丘スポーツ公園から走出、県主の山)






 (ルリちゃん)
 かえらぬ人の 面影を
  遠い他国で 忘れたさ
  いくつか越えた 北の町
  目頭うるむ たびごころ


(古代の丘スポーツ公園)






      (裕ちゃん)
 真菰(まこも)の葦は 風にゆれ
  落葉くるくる 水に舞う
  この世の秋の あわれさを
  しみじみ胸に バスは行く




尾坂川に沿ったり、沿わなかったりしながら山口の田んぼ道を走っていたら「真菰(まこも)」が生えていた。

今日のこの時間、
真菰は風に揺れることなく荒れた湿地に群生していた。










夕日が落ちていかない北川の空も、空の色は暗くなるというより赤い色の空だった。







尾坂川から木山捷平生家、そして長福寺、長福寺裏山。

夕日は落ちていく。











     (ルリちゃん)
 夕陽の丘を 見上げても
  湖(うみ)の畔(ほとり)を 尋ねても
  かいなき命 あるかぎり
  こころの傷は またうずく








     (裕ちゃん・ルリちゃん)
人の子ゆえに 恋ゆえに
  落ちる夕陽が 瞳(め)にいたい
  さよなら丘の たそがれよ
  また呼ぶ秋は ないものを






夕陽が落ちるころ、

三日月のうえには宵の明星が光る。



一番星を見つけた日々が、
星を数えた日々が、

この、えいちゃんにもあったなあ。









つぎ・用之江の夕日














2007年9月18日