2007年5月12日
徳島県板野郡板野町 四国八十八ヶ所霊場3番金泉寺・4番大日寺



菅笠(すげがさ) 雨に打たれ、太陽に焼かれて歩く遍路の必需品笠には、同行二人と書き、迷故三界城(迷うがゆえに三界はしろなり)、悟故十方空(悟るがゆえに十方は空なり)、本来無東西(ほんらい、東西無く)何処有南北(いずくんぞ南北あらん)と書きます。笠をかぶったまま、礼拝し、お堂の中でも笠を取らなくてもよい。

白衣(はくえ・はくい) 遍路は上下白づくめの体になるのが基本です。白装束は遍路としての自覚にもなり、身を引き締めてくれます。白衣は道中着と判衣の2着が必要。
判衣は八十八札所のご宝印をいただく白衣で洗ってはいけないので、丁寧に扱う。ご宝印が高野山奥の院ですべて揃った判衣は家宝として遺族に伝えられるが、冥土へ旅立つ晴れ着ともされる。


金剛杖(こんごうづえ) 杖は遍路を導く弘法大師の化身と言われる大切な道具。取り扱いにも心を込めて、自分より先に杖を休めるようにしなくてはならない。宿では、まず杖の先を洗い、丁寧に拭き、合掌する。また、橋の上では杖をつかないようにする。

輪袈娑(わげさ) 礼拝の正装具であると同時に、遍路の道中修行の身支度として着装する。手荒いなどの不浄な所に立ち入る際は、取り外すこと。輪袈娑はよくずれるので輪袈娑止めを購入するとよい。

山谷袋(さんやぶくろ・ずだぶくろ) 納経帳や経本、タオルなど持ち物のほとんどを納めて、持ち歩くと便利です。


持鈴(じれい) お遍路さんの特徴は、鈴の音に象徴されます。仏様を美しい音色でもてなす為の鈴です。



ほかにもあります。

経本(きょうほん) ・・・お経を書いた本。


納経帳のうきょうちょう・・お寺に参った証明をしてもらう本。


納札(おさめふだ)・・・願い事を書く小さな札。



まだまだあります、
数珠 線香 ローソク。






たぶん、(これはえいちゃんの推測ですが)
弘法大師さまはこんな小さな決まりごとまでは言わない決めないお方であったろうと思います。



決まりごとを先達からあれこれ言われ、えいちゃんは今日のお参りがなえてきだした。





3番・金泉寺(こんせんじ)。




黄金の井戸がある。
影が映れば長命。

井戸をのぞいたら顔が映っていました。




線香も ローソクも42人が集中します。
お札を入れるのも、お賽銭を入れるのも、鐘を鳴らすのも、すべて混雑の集中。

笠をかぶり、前にさんや袋、背にリュックサック、手片手に杖、片手に経本。

そういうきゅうくつな姿で一斉にお経をとなえます。






そして歩く。



車遍路・バイク遍路・自転車遍路、いろいろあるけど今日の愛トラベルは「歩き遍路」。







本日の歩行距離は9Km。



信仰心の為、

健康のため、

ストレス解消のため、

これからの生き様を探るため、

人生に潤いを求めるため。


自分探しの旅」


そのように思っていた。


ところが、

多くの方々は「信仰」の厚い人であった。


信心がまだ足りない、自分でそのように思う方々が多かった。





えいちゃんに信仰はないからね、えいちゃんは両手を合わすだけ。




橋の上では杖をつかない。

杖は洗って一番大事な場所で保管する。


そういう説明は、えいちゃんにとってはしっくりこない。





4番・大日寺。

すこしだけ陽がかたむいてきた。





料金

納経帳・・・・・・1ヶ寺当り  300円  


納経軸・・・・・・1ヶ寺当り  500円  



ご朱印用白衣・・・・・・1ヶ寺当り  200円  





これをなにより大事に、なによりの目的の人も多い。

こんなものはえいちゃんは要らない。
要らないけど、本日それは言えない。


時間は午前7時〜午後5時まで。





やっとこ終った、
もう、ツアーでのお遍路さんに参加はしない。





最終・郷所の里。

土産、温泉、食事。






買った白衣は地元神島でお遍路する時などに使用しよう。


本場の体験お遍路は、いい体験にならなかったなあ、かたぐるしくて。



曾祖父さんが毎年歩いていた神島を、
またえいちゃんも歩いてみよう、集団でなく、一人で「同行二人」お大師さまと。







つぎ・哀愁の大井村駅付近














2007年5月14日