2007年4月14日 午後2:20〜5:20
鳥取県八頭郡智頭町 「石谷家住宅」
この石谷家の庭と母屋が映画絶唱の舞台だと思っていた。
そのことを宿の女将さんに聞けば、
「あれは町長さんの家です、
石谷家では断ったそうです。」とのことだった。
この石谷家住宅は石谷家から智頭町に寄付され、いま智頭観光の中心となっている。
智頭の因幡街道の、その観光道の中央に位置し、入場料もいる。
500円也。
家は大正から昭和初期まで新築・増築・改築などがつづきその当時のもの。
天井を見あげれば土間からの高さ14mの大空間と梁組みの巨大さ。
お人形さんの向うに内庭。ちいさいほうの庭。
黒光りのするテーブルの外には日本庭園がある。
それは井笠地方いちの名園といわれる、
矢掛の大通寺石寿園の庭よりも見事な庭だった。
部屋数は40余りあり。
その中には、結婚式ようの部屋まである。
部屋と部屋の障子戸のうえには「らんま」、
なつかしいなあ、らんま。
窓の外には智頭の山々。
この山からの木材で業をなし、その木材を使用した大邸宅。それが石谷家。
最初、500円は高いなと思ったが、
見物が終わり出るときには、納得した値段だった。
2007年4月17日