2006年5月27日 午後7:10〜8:00
笠岡市金浦 笠岡市重要無形民俗文化財 「ひったか」
夕暮れの行者山にははやくも火があがった。
でも、歩く人はすくない。
久我邸まえにくれば混雑した。
久我邸の白壁には金浦小の児童による「こどもひったか」。
「ねえ、どのひったかが一番きれいですか?」
少女が聞いてきた。
「ちびまるこちゃん・・かなあ。」
少女は少し不満そうな顔。
こどもひったかの図柄で、えいちゃんが知っていたのは「ちびまるこちゃん」しかなかった、それでそう答えたのだ。すまぬ。
混雑の人並み。
それは、南北。たぬき橋から竜宮荘まで。およそ150m。
東西は。今井サイクルから千歳橋まで。およそ100m。
その区域を過ぎると閑散・・・となる。
久我邸の屋根の向こうに東側ひったか、何のデザインか?全く不明。
「千」という字だけはわかる。
大音声による主催者のマイク説明で「今年の絵模様は金浦の鉄北のxxさんデザインした千羽鶴です。」とのこと。
いっぽう、こちら東側が平家で妙見山。源氏におくれること20分くらいで火があがった。
これまた絵模様はさっぱり?
なんかのう?
「イナバウア」。
おお、フィギアスケートの金メダル・荒川静香の格好じゃ。そのとおりじゃな。よくわかりす、説明があれば。
「ひったか」は「おしぐらんご」のように途切れることなくつづいている。
多くの金浦保存会の人達で昔変わらぬ姿で一個いっこ、ちょうちんに灯がともされている。
「ようすな」「ひったか」「おしぐらんご」、
この意味不明に近い地名や言葉が金浦の代名詞だった。漁船や漁師や卸でびっしりつまった金浦の町と人だったが相当さびれた。
今日の露天の数は、えいちゃんの予想をはるかに下回るものだった。
まあ、いのう。とぼとぼとぼ・・・・・。
8:00ちょうど、花火がうち上がった。10連発。
花火はすぐ終わった。
でも遠くから花火の音がどすーーん・どすーーんと聞こえてくる。
そうか、今日は「鞆の花火」の夜だったか。
2006年5月28日