2006年3月11日 午後1:00ころ
笠岡市篠坂 三宝院
篠坂はいちおう全国版の地名になった。
そのわけは山陽道「篠坂パーキング」が道路地図に載るから。
その篠坂の、山と畑と民家が点在する中腹にお寺が見える。
それが「三宝院」。
のんびりとお寺に近づけば、なにやら新ピカの感じ。
石段も本堂もピカピカ。
駐車場にはお寺の説明碑がある。
それによれば、三宝院は。
平安時代から篠坂泉福寺大坊を中心とした十二の寺坊があり、その後衰退。戦国期に三院が再興した。そして昭和14年に三宝院として統合された。
古くいえば千年の歴史、新しくいえば70年の歴史。
このお寺の本尊は去年「岡山県重要文化財」に指定された。
平安時代後期の作と推定される「木造如来立像」があり、それは高さ約135aのヒノキの一木造りのもの。
で、現在は岡山に保存されている。
山門に登る右隣に、お菓子や人形が詰まったように飾る(?)ってある。
それは供養品だった。
このお寺は水子供養としても有名なんだろう。お花も活き活きだった。
三宝院から見る篠坂。
こちら県道から見る三宝院。
県道は狭く、それが陶山を実感させる。
でも付近には陶山公民館手製の「ぼっけい陶山」なんとかの文化説明カンバンもあり、
このあたり千年の寺坊が存在した雰囲気はじゅうぶん感じた。
2006年3月12日