2006年3月10日 午前9:00ころ
笠岡市神島 神島史料館
農具のがらくたを並べただけの「資料館」は時々みかけるけど、
この「神島資料館」は結構できばえがよく、またお金もかけている。
ここで「神島」というのは、「こううち」のことで「こうそこ」は無視された『神島内村史料館』となっている。
神島内村は、
内海の船舶、その船員、農業、漁業、塩業、勤め人(その場合カミシマ化成)などに従事。
ひとむかし前のその道具や、日常風景として笠岡湾、瀬戸の渡し、などを展示している。
なつかしの定置網、それの模型があったり。
なつかしの「瀬戸の渡し」、その写真が二階への階段に掲げてある。
(それにしても小船には大勢の人がいるなあ、座れない。いまで言えば定員オーバー。)
片島が島だった頃、
笠岡を向いた方向の笠岡湾はほんとうに綺麗だ。
カマスやドンゴロス。
すっかり消えてしまった。
柱時計も消えてしまったな。
ゼンマイを巻くのは子供の仕事だった。
台所用品や、
ラジオや蓄音機。
さらには尋常小学校の教科書、笠岡市内の古墳からの出土品を並べてある。
史料館は神島公民館と同じ敷地。
公民館の主事さんに「史料館を見せてください。」といえば、カギを開けてくれる。
それで、「ありがとうございました。」といえば又カギを閉める。
そういう史料館であります。中味はよく出来ています。
2006年3月11日