2006年1月9日 午前9:30ころ
笠岡市神島 竜王山
昨日、大島の海岸道を走りながら見た神島の竜王山。
今日はあそこへ登って行こう。
塚ノ丸の道から分岐した竜王山への道は、道と呼べるものではなかった。
途中、正面に白石港が見える場所があった。↓。
道は道とは呼べないけど、この場所から笠岡諸島を見れる幸せを感じた。
やがて山頂。
280m。
石の竜王さまが祀られてあった。
山頂には他になにもなし。
祀られた竜王さまだが、神島の人ももはや祈願するのが絶えて数十年はたてのだろう。
そんなことを思ったり。
それほど人が入ることがないような道でもあった。
その笹や林の道には赤いテープの道しるべがある。
それだけを目印に進んでいった。
木々の間からはほんのちらりと海が見えたりした。
それでも音が遠く絶えず聞こえてくる。
漁船のエンジン音。
フェリーの汽笛。
見えない景色は船の音で、かえって景観を想像できた。
まだ、この頃えいちゃんには鼻歌がでていた。
ところが!!!!!!。
唯一つの目印、
木にくくった赤いテープが見えなくなってしまった!!!!。
かんぜんに迷ってしまった。
山の林が四方八方に広がるだけ!!!!。
とにかく下へ下へ。
下に降りてさえいれば、
いづれ神島のどこかに降りていくだろう。
それはかんたんな事ではなかった。
木の枝。
それは生木があれば枯れ木もある。
土。
それは地につく土もあれば、枯れ葉で埋まった土もある。
繁りまくってとうせんぼのところもある。
そいうい山の中を一人下りて行った。
この冬の日、
いっきに笠岡十名山を制覇していたので過信があったな。
調子にのりすぎていた。
そう思った。
やっとの思いで竹林にはいっった。
竹が人家を感じさせた。
そして人の声も聞こえてきた。
そこは神島古江だった。
ほんまにやれやれ。
山のなかばっかし見てきたので、こんどは景勝地を見てから家に帰ろう。
”孫殿洲”に行こう。
あっこは景勝地だからな。
2006年1月9日