2005年10月1日  午前8:20ころ
笠岡市甲弩 旧井笠鉄道 北川駅〜小田鉄橋跡地


元井笠鉄道にトンネルは一箇所もなかった。
笠岡駅を出て井原駅までの間、トンネルも橋もなかった。

予算・技術の両面からそれを避けての敷設となったのだろう。


ただ、矢掛に行くにはどうしても小田川を渡る必要があり橋脚があった。

それが井笠鉄道小田鉄橋。




(小田鉄橋跡ふきん、向こうの橋は観音橋。矢掛町小田)



この鉄道橋はどの付近だったか、いちおう聞いておこう。
それは昨日の朝のこと、小田のかめちゃんさんに聞いてみた。


「僕のころはもう井笠鉄道は廃止されてましたから、
僕は小田駅がどこにあったのかも知りません。

でも鉄道の橋は基礎だけですが残っていました。
今はその基礎もなくなってしまいましたけど。

小田のRD社の後ろ、そこが橋のあったところです。」






(小田鉄橋跡ふきん、矢掛町小田より北川方向)



上の二枚の写真のように小田鉄橋跡は何もなし。

何もないけど小田川の流れは静かで、河原まで降りていける。




こちら小田川の笠岡市甲弩の土手。

この左手の道が土手からすこしだけ前方に伸びている。
それでココが鉄道跡道とわかった。対岸にはRD社があるし。








小田鉄橋へ続く旧・井笠鉄道道。


しかしまあ、北川駅が向こうになるし、ここから北川駅へいったい鉄道はどういうコースなのか?

さっぱり見当もつかない。






たんぼのおじさんに聞いてみれば、

「あっこのトウガキのとこ、そこから今材木やこ置いてる工場みたいなとこに通とった。」



これが、そのトウガキの木。

けどすぐ途切れて田んぼと民家が点在。
こんもり盛土のような跡形もなし。



秋の空と、実った稲穂だけがひろがっている。










北川小学校まえ、
ここからはじまる井笠鉄道矢掛線。


小田鉄橋までの路線跡をたどるのはほんとにむすかしい。








つぎ・茂平祭














2005年10月1日