2005年9月23日  午前7:40ころ
笠岡市神島瀬戸  元・神島内村役場



今日はいっぷう変わったものを見た、そういう感じがした。




(笠岡市神島瀬戸からみる”おおどんす””こどんす””まごどんす”。中央は五重の塔。)




小田郡神島内村。

昭和28年10月、笠岡市に編入。「神島内村」役場はその後笠岡市の支所として職員が駐在していたが現在は廃止。


その役場跡を目指して走った。





このあたり、というのは内浦福浦出身のF氏に聞いていたので迷わず目的地に着いた。













じゃじゃーーーーん。

これが現存する「神島内村役場」の建物。




かつて神島の内浦のみならず、
前方の小島・片島を含み、さらには本土側入江・横島をしたがえるような堂々たる行政区域「神島内村」。


その役場は現存するにはするが・・・倒壊寸前の・・状態であった。










建物は屋根がへこみ、瓦ははげたり、柱は傾き。うううーーーーん。

しかも建物内は古い物置。


こうゆう元役場があるのかっ!



元・役場の信じられない状態にいちおう確認した。
散歩するおばちゃんに、
「この壊れそうな建物が役場だったのですか?」と聞けば。






「そうです、ここが役場でした。
今ウチのものです。

支所が廃止になってから、ウチの小学校の近くにあった土地とこの建物を市と交換しました。」







「壊すといまは高いゆうでしょう・・・、
それに倒れても前には倒れないで後ろに倒れるそうですので、もう自然にまかせています。」



そうゆうことだった。











江戸時代、神島八十八ヶ所霊場をつくった今田ナントカの墓地。
そこから見る元・神島内村役場。







役場は渡船場からすぐ近く、




中央の丘の上には神内小学校の建物も見える。























つぎ・瀬戸の渡し














2005年9月23日