瀬戸内海大鯛(50cm超)釣り・本番編@AB
2005年5月15日 8:00〜15:00ころ 愛媛県魚島沖
糸は海底まで届いたのだのだろうか?
どうもよくわからん。
おかしいのう?
「Sくん、どうもおかしい。」
「どれ・・・。あっ、えいちゃんきてますよ!」
「えいちゃん、ゆっくり。 引いたら、巻くのを止め。 巻いて。」 なんかわからんまま、言われるとおり、 巻いたり止めたりしながらしていたら魚が見えてきた。 船長さんがすくって呉れた。 |
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”ぽかん”とする、えいちゃん。 「よかったあ。」、とS名人。 「今日いちんち,えいちゃんが釣れなんだらどうしょうか思ようた。」 今日の釣りは1年前、「Sくん、来年の季節には連れていって。」 と予約していたもの。 「やれやれです、 これで自分の釣りができます。」 |
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すぐ、釣った鯛をS名人が測ってくれた。 44cm。 真鯛。 その鯛を見ていたらじわ〜ん、と喜びがわいてきた。 「Sくん、一人で祝杯をするわなあ。」 「どうぞどうぞ。」 時計の針はまだ朝の8時になるか、どうかという時間。 えいちゃんは缶ビールのフタをあけた。 「Sくん、美味ぇわあ。」 「そうでしょう、そうでしょう。」 |
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(右・船長さん、左・釣り馬鹿さん) 船長さんが「アレ、 もう釣りは止めたんですか?」 「いえいえ。喜びが大きいので20〜30分、 この感動を一人で味わっています。」 感動があまりに大きく缶ビールでは足りなかった。 ワンカップのフタも開けた。 酒を飲みながら、タバコを吸いながら、海をみながら。 えいちゃんは早朝から鯛釣りの感動を味わった。 そして釣りを再開した。 |
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四国山地は見えないが、波は静か、風もなし。 えいちゃんは最初上着を三枚着ていた。 いちまい脱ぎ・・・・にまい脱ぎ、日差しは照りつけてきだした。 そして当たりもなくなっていく。 たまに釣れるのはグチ。 |
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それはどの釣り人も、どの船の人も同じ。 |
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じっさい、今日の潮は悪かったようだ。
下船後、船の後部で釣っていた釣りバカ氏に聞いたみたら。
「普段でしたら7〜8枚は釣れるんですがねえ。」
と残念そうな声で話してくれました。
2005年5月16日