2005年5月2日  午前
高知県足摺温泉〜愛媛県南宇和郡


予定表より10分早く、8:20。

バスはホテル海上館を出発した。


昨日来た道を下る。


昨日は霧の中。
今朝は晴れ、青い海と、新緑がひろがりため息がでるような足摺の風景だった。









その道を下り、土佐清水市の海産市に着いた。
高校生が二人、バスの前で大きな声で”いらっしゃいませ”と、迎えてくれた。

高校生は焼きイカや青空市の係りをしていた。



えいちゃんは海を見ていた。


小林旭の渡り鳥が来るような港町だな。
フーテンの虎さんが来た町かもしれない。



ふらり、ひとり、・・・この港町を訪れることは夢か映画のなかのことか。

そういうなつかしさがだだよっていた。






そしてバスは県境を越え愛媛県にはいっていった。



入り江と峠があり。

洗濯岩が見え、
侵食崖が見え、

峠道にはサツキが咲き誇り、

景色は飽きることがない。







「それは山々の屏風で、
大切そうに囲われた陽に輝く盆地であった。 一筋の河が野の中を紆り、河下に二本の橋があり、その片側に銀の鱗を並べたように人家の屋根が連なっていた。
いかにもそれは別天地であった。

あの険しい長い峠を防壁にして安全と幸福を求める人々がその昔ここに居をトした。」

(獅子文六「てんやわんや」)









そういう町を見ながら、
南レク”御荘湾ロープウェイ”に着いた。


4人乗りのゴンドラ、対岸まで海をひとまたぎ。

海・山、
そしてスリル。






このロープウェイを山頂で降りると展望タワーがある、それが定番。




でも、えいちゃんはソレを無視。

昨日バスガイドさんが言っていた・・・”紫電改”を展示しています・・・・。



南宇和のほうに紫電改を保存してあることを以前聞いたことがある。
ガイドさんの小さなひと言が、昨日からえいちゃんの今日の目的になっていた。






つぎ・「紫電改」














2005年5月3日