2004年11月17日  午前8:40〜12:10ころ
玉野市宇野〜倉敷市児島味野@ABCDE


玉野市三井造船。




わが若き日の玉野。





船台。

三井造船玉野造船所に巨大ドックはなし。
大型船舶は船台で建造する。





えいちゃんがいた頃、この造船所内には「9000人の人が働いている。」という時代だった。


その9000人いる構内で毎日発破作業をしていた。
昼休みにドカーン!

ときどき「破片が屋根に落ちた。」と文句があった。

その苦情には慣れきってしまっていた。





三井総合病院。






正門。

なつかしさがこみ上げすぎる。


守衛さんにはとにかく「はいはい。」
なにを言われても「はいはい。」
奴隷以下。

そうしないと部材の搬入・搬出の時、とんでもないしっぺ返しがくるから。







造機門。

通勤時はいちばんよくこの門を利用した。
通勤は「自転車」「社用車」「自家用車」のどれかで行っていた。

自家用車で行くときはこの門の前は駐車禁止だった。
それを承知で止める。

すると時々「駐車禁止」の紙をフロントガラスに糊づけされた、それが罰則だった。









三井造船の時代はなんといっても”独身貴族”としかいえないほどお金があった。

買い物をしても飲みに行っても食べに行っても、お金が残る。
残ったまま給料日がくる、ボーナスがはいる。


作業服のポケットは財布でふくらみすぎ、お金の処理に困った。

やむなく。
造船所ないに三井銀行の出店があり、じゃまになるお金を預金していた。






玉野市和田。右手三井造船。

毎朝7:55。
「クワイ河マーチ」が造船所から流れる。

始業5分まえ、そのマーチを聞きながらこの道は若い造船マンたちが自転車でころがるように門を目指していた。















NHK・プロジェクトX「スエズ運河を掘れ」。

そのスエズ工事の目的で世界最新鋭の岩盤掘削船”駿河”が完成試運転。
堂々の就航、このドック前を掘った。
船は大きく振動したが岩盤を掘削できなかった。

「ワシは船を壊せとは社長から言われてない!。」

1週間の滞在でむなしく船は去った。







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