2004年9月25日  午前8:20〜10:50ころ
愛媛県伯方島


もう30年以上もまえのこと。

えいちゃんは「伯方島」を眺めていた。
今治〜尾道の連絡船、その船のデッキから白砂のつづく伯方島を見ていた。それは学生えいちゃんが帰省のいつものこと。

その島を自分の脚で走ることなど想像すらしたことはなかった。



(伯方町伊方から見る多々羅大橋、右生口島・左大三島)


連絡船には二階に喫茶室があった。
そこで珈琲を注文、そして1時間ちょっとねばる。

今治〜瀬戸田は乗客がいつもすくなかった。
瀬戸田〜尾道は多かった。

えいちゃんが珈琲をねばるのは今治〜瀬戸田の1時間半の時だった。喫茶室はいつもえいちゃん一人だったような記憶がする。


みかん。

伯方島の山頂に向かってみかん畑があった。
山というよりはみかん山。
島というよりはみかん島。








砂浜。

ブルーコメッツ「青い渚」♪

二人で歩いた砂山のどこかに消えたMy lonely first loveなぜかハートが痛むのよ昨日別れたあの人の冷たいことばにMy lonely first love

なぜかあなたを想い出す恋の終わりはメランコリーあの夏の日の幸せは砂に残した波の跡

一人寂しく砂山で涙にくれたMy lonely first love
私の心はまだ紅いMy lonely, my lonelyMy lonely first love




白砂が何箇所もつづき、コーヒーを飲むえいちゃんは独り口ずさんでいた。



「みかん」と「白砂」、それがえいちゃんにとっての伯方島。

学生時代、海から何度も眺めた伯方島を今日は上陸する。
そして自分の足で走る。


福山駅前発7:00、今治行き高速バス。
8:00をすぎたころ伯方bsに着いた。

一周は北周りに走ろう。



しまなみ海道名物の造船所がはやくも現れる。迫る。


後方に見えるのは伯方橋(または伯方・大島大橋とも)。




峠を越すと、伯方町伊方。
多々羅大橋が見えてくる。





伯方島の象徴のようなとんがった山。
北浦。






走る道には岩城島がいつも。
この島の山は370m。





↓、左から生口島・岩城島・赤穂根島(ちがっているかも)。





























つぎ・伯方島AB











2004年9月25日