2004年6月19日 午前6:00〜9:00ころ
笠岡市神島内浦 神島88ヶ所霊場54番〜88番
札所も80番を過ぎるとほっとしてくる。
走る気がなくなった。
歩くだけ。
今日も遍路道を間違わないように苦労した。
大きな理由は二つ。
@あぜ道程度の道幅の道。この程度の道は縦横にある。
Aコース道は札所順でない。せっかくの道標がコース道を指しているのか?札順に指しているのか?
今日を含め何度も元の道へ帰り、道順を地図で確認した。
1番〜88番まで歩き、飛ばしてしまったのは最初の日寺間で2箇所ほど。第二回目の日は1箇所か。飛ばしなし。三回目の今日も1箇所か飛ばしなし。
どうにかほぼ札所にめぐり会えているけど。
88番大窪寺についた。
大げさに思うのではないが、なにか心中に”達成感”、そういうものが沸いてきた。
ひいじいさんへ。
ひいじいさんの歩いた道を曾孫のえいちゃんが歩きました。
走った道、歩いた道にはひいじいさんの匂いがしているようでした。
神島はいま島ではありません。
ひいじんさんが毎年歩いていたころ、その年齢に曾孫のえいちゃんもなりました。
ひいじいさんの「ひひまご」もだれかきっとお参りすると思います。
ひいじいさんのその時代の楽しみを想い、その苦労を想う。
働くだけ、食うだけ、生きるだけ。
そういう時代しか生きなかった。
それはけっして忘れ去るものではありません。
曾孫のえいちゃんより。
つぎ・おしぐらんこ
2004年6月19日