2003年10月19日 午前11時ころ
笠岡市中央町 おかげいち
今日は「だいせんさん」の日。
いつの頃からか行政が「おかげいち」と呼ぶようになった。
それでも市民でそう呼ぶ人はいない。
「だいせんさん」、または「だいせんさま」の日。それが「おかげいち」。
天気は最高、村祭りも峠を越えた日曜日の朝。
だいせんさんのにぎわいはどうかな?
と、駅から大仙さんまで歩き走りしてみた。
さくら堂の前には夫婦子供が座っているが若い夫婦は珍しい。
やっぱり。
だいせんさんには老人が似合う。
洲崎(スサキ)通は今、商店街と呼ぶのも恥ずかしい。
写真でわかるようにスサキの道は広く、しかも綺麗になった。古い商家もあたらしい建物になった。
その結果は半分民家にちかいもので、市の「駅前再開発事業」はただで住民の住居を提供しただけに終わった。
これだけのことを「公」にしていただいていながら、訪れる客を呼び込めないという「恥」の感覚すら感じない。それがスサキ。
それでもこうして縁日の日曜日の秋晴れ。けっこう老人、(といっても老女)が歩いている。
スサキが終わり大仙院の前。服をつるして売っている光景は昔と変わらない。
植木屋のおっさん。
大仙院前の特等席に陣取って植木を並べているが、おっさんの植木を見ようとする人はいなかった。
「大仙院」境内。
この煙をかぶり、帰りの土産は「ありぜん」か「きんとき」か「たぐち」の”ふうまん”、それに決まっていた。
だいせんさんには入江大橋からの帰り道に寄った。
家を出るとき、「帰り道に笠岡で大仙さんを見る余裕があれば」寄ろうと。
結果はまだ余裕があった。
やれやれの満足の走りであった。
2003年10月19日