『黒潮踊る海洋に、飛び立ち行きし戦友は還らず』


今、鹿屋といえば「鹿屋体育大学」。で、その前はず〜〜〜〜〜〜っと「特攻隊の鹿屋」であった。


鹿屋市役所の前には鹿銀鹿屋支店があり、その下を川が流れていた。その一角以外はごみごみした感じだった。
国鉄鹿屋駅は町から離れていた。

鹿屋は寂しい町だった。

鹿屋には若者がいなかった。


鹿屋基地の近く特攻隊の記念碑があった。
『今日もまた黒潮おどる海洋に飛び立ち行きし戦友は還らず。」

で、結局「戦友は還らず」の、その時代の若者よりはまぁましか。
と自分を慰めながらすごしていた。



2000年10月29日

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