中央劇場で弁当を食う


高校3の秋ごろだろうか?

中央劇場へよく行っていた。
メンバーはほぼ決まっていた。

aくん、kくんと僕。その三人。


二時間目の授業が終わってから行く。
その理由は。
二時間目が終わって映画館に入るとちょうど映画のはじまる時間と合致する。
映画の終了はだいたい3時ごろ、ちょうど学校の終了時間といっちする。
映画館を出るときは学校が終わって帰る生徒と同じ雰囲気で家に帰れる。


映画館に入るとまず弁当を取り出す。
三人ともそこで弁当を食べる。


映画館の客は少なかった。これにはびっくりした。僕達の他にはニ三人。
3時ごろ出る時には10人程度。


土日の中央劇場といえば高校生を中心に人だかりが出来る映画館だった。
その格差におどろいた。


見た映画といえば覚えている程のものはすくない。
チャールトン・へストンの「大将軍」、プレスリーの「燃える平原児」。他には思い出せない。



あれからもう40年近い月日が流れた。
Aくんとは会うが、Kくとは会ったことがない。元気にしているのだろうか?




2004年10月16日