長男の高松農高への通学(母の話)
この年、長男が高松農業高校へ進学し茂平から通学した。
(家を)朝の6時に出ようた。(大門駅からの)一番の汽車に乗ってなぁ。
庭瀬までいきょうた。
逆算すれば朝の5時には起きて(朝食・弁当などの)準備をしなくてはいけなかったことになるが?
早かった。
朝起きてクドを炊きょうた。
朝がたいへんじゃった。
それじゃけい岡山に泊まりょうた。(週に1日くらい)
進学したひとつのきっかけに、当時高松農高の教頭が母の兄であった。(作者にとっての)伯父は岡山市奉還町に自宅があった。
じゃけいど、あそこ(岡山の家)に泊まらしてもらようたからエかった。
まだツトムさんがいて(伯父の長男、当時慶応ボーイ)勉強を教えてもらようた。
じゃけい公務員の試験がとおた。国の試験も、県の試験も通た。なかなか通らんのにな。めった無いことじゃけどな。
大阪(府)の方で取るんなら取れるけど、岡山県じゃむずかしかろうようた。それが通た。
びっくりした。
(父)満がエかった。
満もエかったけど、ツトムさんもああいうことは熱心におしえてくれる方じゃったけぃ。
2002年8月24日