昭和40年、自然味ゆたかな干いちじくはなくなり、在来種の生食用の栽培が増加する。
昭和50年に入り早期出荷の為、鉄骨ハウス栽培の施設園芸を導入し、7月下旬より市場へ生食用として(1ポリパックに3〜6個詰)を箱詰して販売する。施設坪数2000坪。
昭和60年には栽培面積7ヘクタール、施設坪数3500坪と増加、種種研究され優秀なる特産品となっている。
生食用販売数量 150トン
加工用販売数量 80トン
病害虫の発生は桑天牛(くわかみきり)、介殻虫、ダニ類が主で、防除時期の研究と共同防除も行い、被害を最小限に止める様努力している。
資料『高梁川』 昭和63年12月20日発行 笠岡特産干いちじくの今昔