赤銅鈴之助は少年時代の最大のヒーローだ。 おおげさにいえば、これ以上のヒーローはいなかった。 若乃花、力道山、中西太、中村錦之助・・・。 少年画報連載・武内つなよし 「赤銅鈴之助」 ワクワクドキドキの最高の漫画だった。何回も何回も読んだ。でも読まれない月がある。近所の子の買ったのを読んでも、読めない月があった。 その赤銅鈴之助がラジオで 日本水産提供・ラジオ東京「赤銅鈴之助」 名を、名を名乗れぃ ”あかどう すずのすけだー !!” 夕方の六時前とおもうが15分か20分、毎日ラジオ放送された。 ラジオで聞く赤銅鈴之助は想像力が非常に沸いていた。 声優の大物、大平透、久松保雄、女優になった吉永小百合、参議院議員になった山東昭子。 TVドラマ「赤銅鈴之助」 ラジオは毎日欠かさず聞いていた、がTVは当時村中どこにも無かった。全く見てない。 大映映画「赤銅鈴之助」 三橋美智也の歌が映画になった「リンゴ村から」に主演した梅若正二が赤銅鈴之助になった。 今でも名画といわれる「喜びも悲しみも幾歳月」と、ついでに併映の「赤銅鈴之助」を茂平婦人会は見に行った。(今笠岡ワシンのとこ) 母は姉を連れて見にいった。「喜びも悲しみも幾歳月」を。 それから十余年後、社会人になった僕は呉の街で赤銅鈴之助の映画ポスターを見た。直ぐ、そのまま映画館に入った。 山は夕焼け一番星は母によく似た・・・・僕は歌いながら見た。 |
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2001年2月25日