帰ってコ
昭和30年代の前半は田舎の時代だった。
おふくろも、親父もみんなたっしあだぜぇ、炉辺囲んでいつかいつしか東京の、おめぇ達二人の話にゆんべもふけたよ早っこ、早っ来コ。 田舎へ帰ってコ、おさななじみも変わっちゃいないよぉ。
草の匂い、土の匂い、子供のあそび。街へのあこがれ、郷愁。みんなこの歌にはつまっている。 高野公男と船村徹の代表曲はあの「別れの一本杉」だが、僕にとっては青木光一が歌ったこの歌の方が好きだ。
2000年10月26日
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