しょうやん (魚売り)

しょうやんはいつも大きな自転車で魚を売りに来ていた。
しょうやんは金浦から来ていた。茂平でも銅山は最後で、売れ残りが回ってきていたようだ。
しょうやんの自転車の魚の木箱には氷がまだ残っていて、うろこの匂いのついた氷を一つ二つ失敬するのが楽しみだった。
親はよく鯨肉を買っていたような記憶がある。
しょうやんは子のみのるさんといっしょに来だしてそれから2〜3年後には来ないようになった。みのるさんが一人で来るようになる頃になってしばらくして、車での魚売りになった。
しょうやんは、親の代から茂平にきとった。

今はミーさんの子がきょうる。
宮の下の辺で夕方仕事から帰る人にうっとる。

今は好きな物を好きなだけに買うんで、皆大門のウエルマートやそわぁな店でこうてくるけぃのお。
しょうやんの時代は家からざるや器を持って買いに出ていた。

2000年12月30日


魚屋は近辺で捕れるものを持って来ようた。笠岡(笠岡魚市場)のが主じゃった。

それと「送り」があらぁの。よそから氷詰めで持って来るのが。
笠岡の市場で分けて。せぇもきょうた。



2002年8月24日