筵で囲った旅芸人

番屋の隣りの学校のところに来ていた。
芝居があるときは旅芸人のおじさんが着物を着て、茂平の土手を回って、「夜に芝居があるよ。」と知らせてあるいていた。太鼓を叩いて。
その後ろを小さな子供がごそごそついて歩いていた。

おじいさんとおばあさんに連れられて、よう見に行っとった。
まわりに筵がぶら下げて、入口作って。
今日は少ないな、とか、多いな。と、思ってみていた。
「また来ます」と、帰っていきょうた。

学校の中で寝て2〜3日生活して、たぶん番屋で食事の買い物して食べていたんだろう。



旅芸人はごらく場を撤去した昭和35年頃まで来ていた。年一回くらい。

(晩屋の隣りにごらく場があった。昭和35年頃撤去した。写真は昭和30年頃)


2002年1月6日

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