日向ぼっこは、のんびり、寂しく


日向ぼっこはなつかしい。

究極の遊びのようでもあるし、何か寂しいようでもある。

風のない、冬の日の午後。
斜めに差すお日様の火が、家の陰になるその隣りに座り、なにもしないで座っているだけ。


それは当時の近所のおじいさんや、おばあさんが一人でぽつんと楽しんでいた。
気持ちよさそうなので、それを見た子供がしばし真似をしていた。


今これを楽しむのは猫だけだろうか?
そういえば、こういう猫をみることもすくない。


(村映画の風景)

2002年3月17日