産婆さんは大忙し (母の話)

大本の産婆さんは茂平・用之江・大宣の産婆をしようて、その頃は大忙しじゃった。
(病院では産まない。事と、史上最大の出産ラッシュの為)
よくよくの事じゃあ無いと医者にはついていなかった。

お産の時は家の人は湯を焚いて待っていた。



皆、家で産みようた。

(中の)ちえちゃん、まつうら店のますみちゃんがアンタ(作者)といっしょじゃった。

(長男の)おさむ君の時は、大本のまあちゃんとひてぃ(一日)違いじゃった。

(長女の)ひろ子の時は用之江のみよしさんという男の子、たかふささん、と重なった。これも一日違い。

あっちにいったりかけもちで城見中あるきょうた。

2000・1・30