大正時代・笠岡市史V


生活の向上・変化が特に顕著であったのは、明治維新期、第一次大戦後、第二次大戦後および昭和40年代の四つである。


大正時代は、庶民が日常生活の変化と向上を実感できた時代である。
それは具体的には井笠鉄道の開通、道路など交通網の整備、電気の家庭での使用、商店街の伸展と充実による生活物資の流通と利用拡大など、前よりも物が豊かで入手しやすくなったことが大きい。

選挙の制限がだんだん緩和され、天下国家を論ずるなど自由な風潮の下、前代に続く教育の充実があり、文藝の流行、服装の華美など、上層の家庭では特にその影響を受けた。




                   

2001年10月22日