大別山で、
八中隊は砲の攻撃でほぼ全滅状態になった。
四面楚歌の状態で
702(ななれいに)高地と呼んどったが、一度奪った処に敵が砲を打ち込んできた。
大別山中腹の敵が山頂の八中隊を砲で攻撃したがほとんどが砲でやられた。
いっぽう大別山の下側の味方は逃げるだけでせいいっぱい。
8中隊があせったためにこの様に成った。
生き残った人は息もたえだえで、口も聞かれん状態じゃった。
生きている人は戦闘力もなく青い顔をしていた。
死んだ人は70人くらいいた。みな焼かりゃせん。
焼くのに困るくらいであった。
焼いた骨は分けて送った。(人別でなく・・・同じ人の骨を何人ぶんか適当に)
「これが骨だと」。・・・・言われんけど。殺されたものは骨は帰ってくりゃあへん。
じゃけど頭髪が残っておる。
頭髪は遺留品として本人のを送った。
2000年07月09日