もめんばし(木綿橋)


茂平の若い者は交代で福山まで船に果物を積んで出荷していた。


福山までは4〜5時間かかっていた。

船に荷を積み夜に福山港に着く。
木綿橋には船をつなぎ、簡単な屋形が付いた船宿に寝泊まりしていた。

橋の右手には遊郭が並び(笠岡の伏越とは比べにならない数の)そっちに行く人もいた。
橋の左手は市場があり、朝を待って積み荷を下ろした。




 

その頃の福山駅




木綿橋は昭和12〜13年頃埋め立てられている。(作者)



2000・11・23