続・木綿橋まで果物を

もりさ・やっさんとこには大きな船を持っていた。

茂平の人は果物を波止へ持っていき、船に積み福山に行っていた。

晩に持っていって、揚げて、泊まりょうた。
宿がある。船宿が。


活動写真やこをみていた。

野菜はなく、ほとんど果物。

多いときは二日に一回くらい。

ちぃたら揚げにゃあいけん。ほれで二三人じゃあのうて三四人行きょうた。
船からよいしょ、よいしょ、と揚げて、指定の店屋に持って行く。市場のもんも取りにきょうた。












2000・11・23