2022年7月12日  火曜日  鶴岡市田麦俣字六十里山  湯殿山本宮          
酒田    月山八合目・弥陀ヶ原    湯殿山・仙人沢    米沢    東京駅(泊) 
8:00発    10:05~11:05    12:56~14:47    17:41    19:48 
                 


湯殿山の大鳥居。ここで観光バスを降りる。

ここから湯殿山本宮前までは乗り合いバスに乗って往復する。







大鳥居の隣にあるのが

湯殿山参籠所

参籠所とは、籠って神仏にお祈りする施設。現在は、「一般の方も宿泊や精進料理をお召し上がりいただけます」。

参拝後は、ここでわれわれのツアーも昼食をする。






語るなかれ 聞くなかれ


羽黒町観光協会

湯殿山

古は本地仏として永遠の生命の象徴である大日如来(だいにちにょらい)と全てのものを産み出す山の神(大山祗命・おおやまづみ)が垂迹(すいじゃく)神として祀られたことから、
「未来の世を表す山」といわれる。

野性味あふれる自然が広がる湯殿山(標高1,500m)は、月山に連なり、湯殿山神社はその中腹の渓流のほとりに鎮座している。
古来、出羽三山の奥の院とされ、修行した山伏が即身成仏する場所とされ、今もなお山伏が修行をする「行場(ぎょうば)」でもある。

湯殿山神社の御神体は、熱湯の湧き出る茶褐色の巨大な霊巌である。
「語るなかれ、聞くなかれ」といわれ、神秘のヴェールに包まれてきた。
自然崇拝の原型を今に留めている。

月山から西に尾根づたいに下りること8㎞、月山の絶頂より流れ落ちる梵字川のほとり、幽邃(ゆうすい)な仙境に、悠久の太古より、
滔々(とうとう)と霊厳とを御霊代(みたましろ)として、大山祗命、大己貴命(おおなむちのみこと)、少彦名命(すくなひこなのみこと)の三神が鎮まる湯殿山神社(1,100m)がある。

湯殿山神社本宮では、参拝に際して現在でも履き物を脱ぎ、裸足になり、御祓いを受けてからでなければお詣りは許されない。
俗世とは切り離された神域である。
出羽三山参拝記念に建てられた「湯殿山碑」は東日本各地に数多く分布し、信仰域の広さを示している。







ではこれより、専用バス(参拝バス)に乗って奥の院に行きます。










バスを降りた。











ここから徒歩5分の距離。

ここでカメラは収納した。(もう少し先まで可能・大きな標識がある)。





「新・おくのほそ道」 立松和平・俵万智 河出書房新社  2001年発行

湯殿山
御神体について語ることは 、修行者の決まりとして禁じられていると芭蕉も書いているから、私も記さない。






語るのを禁じられているが、人間は「語るな」といわれたら「語りたくなる」もの。

少し記す。

本宮参拝の前にお祓い所があり、そこでお祓いを受ける。

裸足になる。

本宮に行く・お詣りする。

終わったら、足湯にはいる。

足をふいて、靴を履いて、おしまい。バスに乗る。






ご神体は、世にも不思議なもので、かつ神聖さを感じた。

ツアー客の小声をこっそり聞けば、みな特異な体験に満足のようすだった。






参拝バスに乗って大鳥居まで戻った。








これから湯殿山参籠所で昼食をする。

蕎麦を食べた。変わった蕎麦だった。







「山形県の歴史」  誉田・横山共著  山川出版社  昭和45年発行

出羽の”山の神”でもっともはやくさかえたのは月山である。
四季、白雪をいただいて静かに横たわる月山の秀麗な山容に、古代人は女神の姿を見いだしたのだろう。

湯殿山神も”山の神”で、輝石安山岩塊を含む泥流の一堆頂から温泉が湧出し、
堆面をつたわって流れており、これがご神体とされる。
湯殿山は農業と関係が深く、土民の信仰をあつめていた。

羽黒山は、山自体を神とした月山や湯殿山よりも、社殿祭祀の羽黒神社が栄えていった。










山形県公式観光サイト「やまがたへの旅」

湯殿山神社


出羽三山の奥の院 神秘が息づく行の山
湯殿山神社本宮




「語るなかれ」「聞くなかれ」修験道の霊地・湯殿山は、標高1,504m、月山南西山腹に連なる なだらかな稜線の山。

出羽三山の奥宮とされる湯殿山神社本宮は、写真撮影禁止、参拝は土足厳禁という厳しい戒めで知られる神社。

湯殿山神社には社殿がなく、ご神体は熱湯の湧き出る茶褐色の巨大な霊巌です。

江戸時代には、西の伊勢参りに対して、東の奥参りと称して、両方をお参りすることが「人生儀礼」の一つとされ全国からの参拝者で賑わいました。

※開山期間は、積雪のため6月1日より11月3日頃までとなります。












湯殿山参籠所の下に「レストハウス」がある。

土産物も売っている。












これにてクラブツーリズム 『出羽三山と秘境・鳥海の絶景3日間』の見物場所は終了。

あとはバスに乗って米沢、新幹線に乗って東京へ戻るだけ。








さらば湯殿山仙人沢。







さらば湯殿山の大鳥居。








米沢~東京
クラブツーリズム 『出羽三山と秘境・鳥海の絶景3日間』




2022年7月24日