2016年2月15日  月曜日      福岡県朝倉郡筑前町高田 筑前町立・大刀洗平和記念館         
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 8:14  西鉄  8:53・9:06   9:25〜10:48   11:07・11:16  甘木 11:22〜 13:16  甘木・西鉄 14:20 ・16:04  新幹線 18:34 
                       のぞみ48  



東洋一とも言われた元・陸軍大刀洗飛行場の跡地は一度踏んでみたいと思っていた。




甘木鉄道の大刀洗駅舎と一体化した「大刀洗レトロステーション」、

入口前には自衛隊色の幌トラック。



建物に入ろうと思ったら有料で500円だったので止めた。








今日、入館するのは「大刀洗平和記念館」だけ。



大刀洗に来た目的は入館でなく、跡地をしのぶ事。








せっかく来たから入る「大刀洗平和記念館」、駅のほぼ正面にある。



この

写真正面の石碑は戦争に関する記念碑ではなく、南北朝時代の武士・菊池武光が戦いが終わった際、この場所で刀を洗った。

その事にちなみ、”大刀洗”という地名になった。(それで「太刀洗」でなく、「大刀洗」)














こちらは「第五航空教育隊正門」、

これより前にある「大刀洗平和記念館」に入館する。 




建物はかなぼこ型で格納庫をイメージしてあり、料金は500円。












館内の”撮影可能”は展示物の内、ゼロ戦のみ。












展示物には、

各陸軍航空基地から出撃した特攻兵の遺書や写真。



飛行場空襲に伴い、近くの小学生が20人程度犠牲になった語り部映像など。












展示物が多い訳ではないが、

戦跡がほとんど残らない大刀洗飛行場跡地に「記念館」が存在する事に意味がある(と思った)。

















その展示物の目玉、「ゼロ戦」

何故か? 陸軍の記念館に海軍の記念物。








なまなましい程に戦争を伝える、操縦席。














日本中にある「平和館」のどこも似たように、

”死んでかわいそう・かわいそう”が強調されているが、ここ大刀洗も同じ。児童の犠牲に重点がある。




日本中にある「平和館」のどの館も欠けているように、

加害や教育や社会統制は、やはりこの平和館も抜けている。





















展示の一室では「風船爆弾」の展示があった。





風船爆弾の一端を展示してあり、全容という視点からは満足できないが

珍しい資料の展示があり、それなりに興味深かった。





つぎ・大刀洗戦争遺跡



2016年2月19日