2015年9月25日 金曜日 広島県呉市安浦町三津口 安浦漁港・武智丸 | |||||||||||||||||||
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今は呉市になっているが、旧豊田郡安浦町三津口にある安浦漁港。
防波堤に神となった船がある。
安浦漁港桟橋より見る。
神。
水の神。
これが「水の神武智丸」。
水の神は、
元をただせば軍用船。
金属不足の為、鉄でなくコンクリートで作った船。
見る人に感動を与える二艘の武智丸。船として使用後、防波堤として70年。
では武智丸防波堤に行ってみよう。
見学用に足場・手すりも完備されている。
約900トンの軍用貨物船だった。
昭和20年、終戦時に呉軍港にあった二艘の武智丸は
安浦漁港に曳航され、船底に穴をあけ沈められ、船から防波堤へ変わった。
武智丸は戦時中、
海軍の輸送貨物船として武智造船所で造られ、三井造船で艤装され、主に内海航路を運航していたそうだ(もちろん自走)。
4隻造られ終戦時には2隻があった。
艤装の金属類は終戦直後の物資難の時、持ち去られた。コンクリートだけが残った。
船内にはセイタカアワダチ草。
防波堤の先端、まさに船首。
船首から振り返る。
軍用船、コンクリート船、廃船、現役防波堤
そんなものが混ざり合い独特な思いがした武智丸だった。
遺物が当初の利用目的を変え、現在も役に立っている、すばらしい戦争遺跡とも言える。一見の価値がある元コンクリート船だった。
行き方。
JR呉線の安浦駅で降りる。
駅前を国道185号線が通る。右折が呉・広島、左折すると竹原・三原。
国道を左折、東へ向かって1キロ行くと右手に防波堤が見えてくる。
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2015年9月27日