この「あの雲に歌おう」という映画上映は

笠岡の映画史上に画期的な出来事だった。

初めて封切り映画が笠岡で上映されたのだ。


当時の映画は

東京や大阪で上映後に、

岡山など地方都市で上映し

その次に笠岡程度の町にフィルムが来るシステムになっていた。








その話題騒然の映画をえいちゃんも見に行った。

場所は線路に挟まれた「大和座」。





主演は本間千代子。

舞台は房総半島の田舎町。






ジャニーズの4人。

今も活躍するのは右の青井輝彦だけ。










先生役はいつも千葉ちゃんこと

サニー千葉または千葉真一。




不良生徒は岡崎二朗。









可愛いいチョコちゃん。




三つ編みの後姿は島かおり。







友情出演の西郷輝彦。

剣道部のキャプテン。



「我が青春」を歌いながら海辺を歩く。










青春映画は「走る」！




走る岡崎二朗と太田博之。








その二人とまんなかに

スリーファンキーズの中沢純。












船のうえで悪者をやっつける岡崎二朗。

校庭を走るチョコちゃん。












そのまま房総の海まで走る。




入水しようとする新井茂子を止めさす。

波と海と砂浜がすばらしい。










次にチョコちゃんは西郷輝彦といっしょに走る。




何故か手を握っている。







笑顔のチョコちゃん。

「これが青春だ」と指さす西郷の・・・わざとらしい・・・ポーズ。




このポーズも青春映画のお決まりだった。







最後はみんなで仲良く手をとりあって

歌を歌っておしまい。





感動するような映画だったなあ・・当時は。





今は感動はまったくないが青春がよみがえる映画だ。