2011年7月8日 金曜日 午前8:30頃
浅口市鴨方町六条院東 「阿藤伯海記念公園」
まだ大賀ハスには少し早いだろうなあ、と思いながらも阿藤伯海邸に行く。
阿藤伯海先生とは
旧制一高教授を辞し、郷里で阿藤大簡(たいかん)と号し、漢詩にふけった人。
昭和40年に71才で亡くなった。
伯海先生の邸に着いた。立派な長屋門に貼り紙がある。
「大賀ハス開花中」とあるぞ。
大きな蕾の大賀ハス。
あっ、あそこに咲いている。
しかし、咲いていたのはこのひと花だけだった↑↓(同じ花)。
やはりなあ、来るのが10日は早かったなあ。
お城を思わす伯海先生の家屋。
伯海先生といい、里庄の仁科芳雄博士、庭瀬の犬養木堂先生といい、みんな土地のお坊ちゃまとして生まれたんだな。
伯海先生の母屋、入館料を払えば内部や先生の漢詩を見ることができる。
邸のまわりには、池が二つある。
この池には、先生が住んでいる時はスイレンがあったそうだ。
その話は帰ろうとしたら、近所のお婆様がおしえてくれた。
お婆様が言うには、
「ハスの花が開くときのポンという音がうるさいと、近所の人から文句があった。
それで先生はハスを全部処分した。
今あるのは町が植えたので、誰も文句を言う人はいない」とのことだ。
お婆様が言ってることがウソとも思えないし、
かといって小鳥の鳴き声よりも静かなハスの音に、苦情というのも信じがたい。
真相はどうなんだろうか?
伯海邸から国道2号線に出た。
今日は伯海邸の大賀ハスよりも不動の滝見物が目的で家を出た。
これから寄島の不動の滝へ行く。
2011年7月9日