復路はんぶん以上戻ったころ、

ふと片鉄ロマン街道の左に道が見え、しかもその道には「龍徳温泉　300ｍ」の標識があった。

おお、あの”龍徳温泉”はここにあり、しかも片鉄ロマン街道からこんなに近い距離だったのか　！

よろこんだえいちゃんは即、その山道へと登って行った。




山道の300ｍは非常に遠かった。


そして脚にこたえた。


35度を超す真夏と同じ猛暑が頭と身体を襲った。





ただ、300ｍ登りきった場所には評判高い秘湯が待っている。そのことだけが気力と体力の支えであったが









・・・・・・・・やっと着いた温泉には




黒い扉の右に「本日休業」

左の扉には「8/17から工事中につき・・・」




と、

とにかく中身は違うが結論は同じという貼り紙があった。






ここで完璧に打ちのめされた。


ワシャいったい、何しに登ったん。









今日で二度目のスカをくらい、

急激な龍徳温泉の坂道を下っていった。

往路では龍徳温泉の標識は発見しなかったし、少し離れた場所であろうと思っていた。




しかし、大山中温泉と和気鵜飼谷温泉は場所が確認でき、しかもサイクリングロードにほぼ接していた。

この二つの温泉のうちの大山中温泉に帰り道に入浴しようと思っていた。










龍徳温泉がダメな瞬間に大山中温泉だけが楽しみになった。

片鉄ロマン街道のこの↓場所から、左へ50ｍくらい進むと













コンテナを利用した温泉として有名な「大中山温泉」がある。



その又、50ｍ行けば国道374号線になる。









大中山温から片鉄ロマン街道を振り返れば、こういう感じ。

正面の小道を山へ50ｍすすむと片鉄ロマン街道。





この温泉は、

えいちゃん二度目。



前回は地元の常連さんがいたが、

今日はえいちゃん貸切。







60数キロＭＴＢ乗ったので脚もそうだけど、尻もすりすりの痛みがある。










ゆっくりと、

何度も、何度も足と尻をさすったりもんだりした。
















大山中温泉に浸かっていたら、やっと体も心もほぐれてきた。









温泉から出ると喉が渇いた。


自販機でペットボトルの水を買おうとしたら、

猫の守をしている番台役のお婆さんが「水を呑まれい」と大きな冷水器を指さした。




その水はぼっけい美味かった。いっきにカップで4〜5杯飲んだ。





よほど喉が渇いていたんだな、と飲み干した直後。女子風呂から50・70位の母娘風の二人が出てきた。

その若い方の女性は用意していたポリバケツのような器に冷水器から水を補給していた。




なるほど、大山中温泉は温泉もいいが水もいいということがよくわかった。

つぎ・笠岡路上観察発表会�@�A�B

2010年9月8日