玉藻刈る　辛荷の島に　島廻する　鵜にしもあれや　家思はざらむ　　（万葉集・山部赤人）

唐荷島。

唐荷島（からにじま）は室津沖に浮か無人島。

手前の島が「地の唐荷島」次の島が「中の唐荷島」、いちばん沖の島が「沖の唐荷島」。三つ併せて唐荷島。



唐荷島は、室津港の入口の目印として室津の人からも船乗りの人からも親しまれてきたようだ。

海の向こうは「万葉の岬」、山頂にホテル・万葉岬が見えている。















室津湾をつくる小さな岬のうえに「賀茂神社」がある。

建物は国の重要文化財。






シーボルトが見た賀茂神社、

えいちゃんは今シーボルトが立った場所にいる。

室山城跡公園から見る室津の沖。

漁業は牡蠣の養殖が盛ん。









室津海駅館。

元は廻船業で栄えた建物。



室津海駅館の館内には繁栄時の資料や大名の献立が展示されているそうだ。







江戸時代、

西国の大名は海路での参勤交代が知られているが、それは室津が陸と海の堺だったそうだ。




九州四国から参勤に行くのは船で室津まで、

室津から陸路江戸を目指して出発していたそうだ。








それほど繁栄していた室津港。







しかーーーーし、今は。





”狭い”　”小さい”。


もうちょっと規模が大きな港と思っていた。


しかし、さすがは司馬遼太郎先生「室津の風情をいっそう濃くしている」

いつも感心してうなるけど司馬先生の知識の深さと発想の斬新さは比類なくすばらしすぎる。

つぎ・室津〜万葉の岬〜ペーロン温泉�C万葉の岬12

2009年9月7日