なにげない日常の会話でも・・・・いつまでも記憶に残ったままの話もある。
時は ?・・・・もう30年が近いほどの昔の話。
所は ?・・・福島県いわき市の小名浜港の工事現場。
その人は ?・・・作業鋼船を数隻保有する社長さんであったが、皆からは『船長』と親しみを込めて呼ばれていた。
船長・・・「ほーー、えいちゃんは笠岡の出身か! ワシは広島じゃ!!」
えいちゃん・・・「?・・広島ですか??」
船長・・・「笠岡の隣の島なんじゃ。北木や真鍋はすぐ隣でよく行っていた。」
船長は昔の笠岡の町のこと、北木のこと、真鍋のこと、それらを懐かしく話してくれた。
えいちゃんは、いわき市
に2年半住んで離れた。
その間、船長は「笠岡」のえいちゃんに、いつも親しく接してくださった。
広島の存在を知らなかったえいちゃんは、
船長の記憶と、
負の気持ちが重なり。
いつかは広島に行こう、そう思い続けていた。
2008年10月17日