2008年6月13日 | 東の原登山口 | ⇒ | 女三瓶山 | ⇒ | 男三瓶山 | ⇒ | 子三瓶山 | ⇒ | 孫三瓶山 | ⇒ | 大平山 | ⇒ | 東の原登山口 | ||
島根県大田市 三瓶山 | 8:05出発 | 9:00頃 | 9:40頃 | 10:45頃 | 11:30頃(昼食) | 12:00頃 | 12:32着 |
男三瓶を堪能したえいちゃんだが、どの標識を見ても次に行く「子三瓶」の文字がない。
山頂からなん通りもある登山道のうち、考えられる子三瓶への道は二つあり。
最悪、もし間違えたら今日の登山計画は変更することにした。
一面笹の道を下って行った。
途中、「子三瓶」の標識があった。
やれ、間違わなくてよかった。
あれが子三瓶の山頂。芝が青々して平らにひろびろしているな。
今日は、あそこで弁当を食べるとしよう。
アンテナの女三瓶は、このように見える。
山道の上り下りのうち、
下りはいつも楽、のはずであったが。
それは男三瓶の道は違った。
男三瓶〜子三瓶への道の下りは、それは険しい道だった。
中小の岩がつづき、
道の角度は急、ロープはほとんどない。
この時ばかりは登山靴でないといけんのう、と思う道だった。
そこで再び、おじさんに会った。
「イヤー、きついでしょう。」
「きついですねえ。」
「この三瓶山を歩けば日本の山はどれでも登れる、と言われています。」
そうか、三瓶山は日本のどの山にも負けない登山の山だったのか。
またひとつ、
おじさんに元気を貰い歩きをつづけた。
下りてきた。
さあ、上るぞ。
上に見える、子三瓶、
あたりまえだけど、道を上に上に登りつづけなけば山頂には行けない。
這うような格好でひたすら登るえいちゃん。
「やっほーーーー。」
山の向こう側から大きな声が聞こえてきた。
さっきのおじさんだ、両手とタオルが右左に揺れている。
えいちゃんも、
「やっほーーー。」と叫びながら両腕を振った。
「気をつけて登ってくださーーーい。」
「ありがとうございまーーす。」
おじさんには今日、
三度も元気をもらったなあ。
三瓶山縦走には結果的に4時間半かかった。その間、出合った人はおじさん一人だった。また遠くの登山道に見える人影も他にいなかった。
2008年6月15日