2008年4月1日  午前6:35ころ
笠岡市小平井

♪菜の花畑に 入日薄れ 見わたす山の端 霞ふかし

春風そよ吹く 空を見れば 夕月かかりて 匂い淡し




♪里わの火影も 森の色も 田中の小径を たどる人も

蛙の鳴くねも 鐘の音も さながら霞める 朧月夜








小学生の時の想い出。



この歌は6年生が歌っていた。

「朧月夜」とは6年生に成ること、早く6年生になりたい・・・・毎年そう思っていたな。
春になって、6年生が教室で歌っているのを聞けば。





(菜の花畑の向こうは山陽道笠岡インター)




その頃は、今のように桜の花がある訳でなく。

(春の花見といえば夏に出荷する桃の花であり、梅干にする梅の花であった)











桜の花が無かったぶん、他の花の記憶は強い。


春の小川や田んぼの道に咲く花はすべて子供の遊び相手だった。


たんぽぽの花と綿帽子飛ばし。
れんげの田んぼで相撲とり。

山の畑に咲く桃の花は、それはきれいで、楽しい季節だった。


菜の花は、
今よりももっと道沿いに咲き、田んぼに咲き、畑に咲いていたような気がする。




(吉田川、今朝は霜。でも寒い朝でなく春らしい朝)




春になれば花が咲き、

草も生えて、

農家の人は長い冬の農閑期から農繁期へ移行する。








小平井の春の朝は、

霜と、
朝霧と、
それに菜の花やモクレンの花が咲いた気持ちのいい朝だった。






つぎ・大井ハイランドの桜














2008年4月3日