2007年8月16日 午前11:20〜午後1:20
高松市女木島(鬼ヶ島)
「オオテ」。
鬼が島の海岸に沿ってオオテが並ぶ。
オオテの高さは民家の屋根とほぼ同じくらい。
オオテは海を向いている、
オオテは冬の季節、潮混じりの季節風から家を守る防風石垣。
えいちゃん今日の女木・男木の訪問の一番興味は、このオオテを見てみることだった。
予想通りの石垣が城壁のように並んでいた。
瀬戸内海の島で、なぜこの女木島だけに存在するのだろう、
かつてオオテが直接海に接していた時は、どういう生活があったのだろう。
そんなことを思いながらオオテの石をさするように歩いた。
世界七不思議。
イースター島のモアイ、それが女木港にある
タダノがイースター島で復旧工事をするため、同じ大きさで再現したもの。
それが女木港にある。当時はテレビでよく報道されていた。
そのモアイの隣に観音様。
これこそが、瀬戸内海の史上名高い悲劇「紫雲丸」の慰霊菩薩。
宇高連絡船紫雲丸は濃霧で衝突沈没、、
修学旅行中の多くの小学生ほか168名の死者が出た。(昭和30年5月)
その沈没の海は女木島沖。
紫雲丸の悲劇から半世紀が経ち、同じ年齢の今の子は何知らず海水浴に夢中。
港で讃岐うどんを食べたら船の時間になった。
高松から20分の距離なので海水浴客が多い。
高松港に着いた。
そのまま駅に歩いた。
岡山行きの快速が発車前だった。
そして窓の外をみながら帰ってきた。真夏の日だった。
2007年8月19日