2007年5月26日  午前8:00ころ
笠岡市大磯 坂本織物


大磯の甍ははんぶん時代がかって並んでいる。




狭い道に沿って民家がびっしり並び往時の繁栄していた頃をいくらか感じさせる。

旧街道と山陽線と海の大磯、海は富岡干拓でなくなった。








その大磯の街道の山側に錆びついた設備を放置したままの工場跡がある。







崖のフェンスへそのまま洗濯物を干しているご婦人に、「あの工場の跡のような建物は何ですか?」と聞けば。


「坂本織物の工場だったところです。」







「たいへん賑やかに工場は盛んだったようですが、

私シャ、60になろうかしてますが、もう小学生の時、工場は止めました。



止めたあと工場は他に使うこともなく放ったままです。


場所が場所でしょう。」









「今は時折、警備の人がきているだけです。」





そういう状態で坂本織物が残っている。


上につづく道の左右が坂本織物。
左右の工場と登場は木のアーケードで一体化している。











その坂本織物の工場は街道からも見える。
たまたま一区画更地の場所がある。



そこからは見あげるように見る。

堂々たる木造の工場が東西に伸びて、
工場は数百人の工員で埋め尽くされた時代があったのであろう。



どっしりした感じと、無人の今と往時の工場の人の出入りを一人想像してみた。






つぎ・高島@ABC














2007年5月27日