2006年10月1日  午後3:50〜4:20
笠岡市神島外浦 「奴行列」


なんで神外に「奴行列」があるのか?







それは400年ほど前にさかのぼるそうだ。

福山城の開祖・水野勝成の所領は、備後のほか現在の笠岡市の西半分と笠岡諸島全て。

水野氏の開墾は金浦平野をつくり、神島の中村をつくり、白石島の港付近の干拓、などなど。
笠岡市に残されているものは多い。


そういう訳で水野のお殿様は所領を巡行に神島にも訪れ、その際、村人たちがお殿様を歓迎するためにはじめたそうだ。











水野家が断絶後は、
神島は天領になった。


いつの頃からは神社の秋祭りの行事のひとつとしてつづいている。


もう400年近い伝統行事なのだ。






そういう神外の奴行列だが、
えいちゃんが知ったのは、ホンの2〜3年前のこと。



外浦生まれのランナーズクラブたけちゃんから「外浦にはやっこ行列があるよ。」















そして去年もまた、「やっこ行列があるよ。」

そして今年も、「今年は9月でなく10/1にあるよ。」


ほんじゃ今年こそ行ってみよう、
どんなものか、見てみるか。










最初やっこ行列がすすみ、つぎがお神輿。

神輿は三台ある。


外浦は東・中・西と三地区に分かれるそうだ。

水落から正砂あたりまでが東。
中村や支所あたりが中。
工場があるほうが西。

その三地区の若者によって神輿は担がれる、神輿はこぶり、真鍋の走り神輿のように小さい。



そのうしろに女神輿がつづく。
中学生くらいの年齢。
お祭りの半被が粋で鮮やか。

頭にくくった結びの紐もかわいい。








つぎ・神島外浦「奴行列」A














2006年10月1日