2006年8月9日 　午前6：40ころ
笠岡市関戸　元ＪＡ吉田支所

ここ2〜3年、モーレツな勢いで農協支所・出張所が廃止されている。

戦後の農協は統合の歴史でもあるが、それでも支所が廃止されることはあまりなかった。

近年は「笠岡市農協」の時が長くつづき、ひとつ独立していた「新山農協」を統合。
つぎに、矢掛と合併してＪＡ「かさや」。
2003・1・1。倉敷に吸収されるようにＪＡ「倉敷かさや」。

「倉敷かさや」の誕生にあわせるように、つぎつぎ、農協の支所は廃止の連続。











えいちゃんはいつも思う。
政治問題になり、ついには「郵政解散」と呼ばれた去年の衆院選挙。

郵便局は地域の核、いこい、集まり・・とかいう論理。
そんなものがあるはずがない。


それを言うなら「農協支所」

のら着のまま行く、しゃべる、買う。
間違いなく農協支所は田舎の核施設だった。


どうして郵便局廃止が大問題で、
農協支所廃止が無視されたのか？
いまだ、えいちゃんにはわからない。

無人となった元・ＪＡ笠岡市農協吉田支所。

どうどうの白壁倉庫が二棟つらなる。
正面から見れば昭和30年代のにおいがしてくる。





おまけに下の写真の倉庫。
レンガ造り。
何を保管していていたんだろうね。
この倉庫の裏が「関戸廃寺」。



いったいは昔、奈良・平安期に大伽藍があったところ。




近年は小田郡吉田村役場があったところ。
その後、農協の敷地となった。






石柱が二本たつ。

石に彫り物はなかった。

県道笠岡美星線の脇、吉田と関戸がまざるあたり、

そこに元・支所はある。


周辺にはのどかな田園がひろがる、
もうこの建物はいつの時か壊されるのを待つだけなのだろうか。

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2006年8月11日