2006年8月14日  午前7:50ころ
井原市西江原町神戸



神戸(こうど)にある興譲館高校の体育館と手前・創立150記念の施設。




かつて、
この道はよく歩いた道。

今は、
「青野ぶどうマラソン」に出場の日にこの道を通る。


この体育館がある場所には「寄宿舎」があった。
木造二階建ての寮。

興譲館の男子生徒が洗濯したりする光景を覚えている。








田んぼの中に民家があり、民家は敷地内に工場を持つ家が多かった。

”じゃんじゃんじゃん”

機械織物の音がどこからも聞こえていた。


えいちゃんにとって神戸とは、
”じゃんじゃんじゃん”の音のする村。











今日は、えいちゃんが少年の日に歩いた道をたどってみよう。

七日市駅を出て、日芳橋をわたる、新町をすこしで左折する。
そこから神戸の神社まで。


このわずかな道を想う出そう。
しかし、
想い出せなんだ。










ちいさな神戸の村をぐるぐる走ったり、歩いたり、立ち止まったりした。

それでも、
自分が歩いていた道に確信がもてるところはなかった。



月日が経ち、
記憶が薄れ、
田んぼが半分消え、
道が広がり、
民家は姿を変え、
じゃんじゃんじゃんの音もなし。


記憶をふりしぼってはみたが、戻ってこなかった。









たぶん、
この道は歩いていたであろう。


そういう道で立ち止まってみた。





神戸川が流れる道。

神戸川の岸は石組み。
コンクリートでない、ということは昔と変わっていないいうこと。











神戸のお宮。
ここで神戸はおしまい。
このお宮と、この道は記憶100%。





神戸のお宮から山道をうえに行けば賀山。



ここからはもう、なつかしの「賀山への道」がはじまる。







つぎ・四葉盆踊り祭














2006年8月15日