2005年10月26日  12:00ころ
倉敷市真備町岡田 横溝正史散歩道


国道486号線には↓金田一耕助の看板。
それによって岡田へむかって走る。



真備町岡田。

ここが元岡田役場・・・倉敷市のまえの真備町のまえの岡田村・・・があった、ところ。ちいさな公園になっている。



「金田一耕助」がこの岡田の売り。


しかーーし、真備町ぜんたい言えるが倉敷と総社の住宅地化していて金田一の雰囲気が感じない。


そう思って走っていたが。
なにやら田舎のにおいが少しだけしてきた、そこに「横溝正史疎開先」の看板が見えた。




正面の家がその家だ。






着いた。
大きな家ではない。




門をはいれば表札が二つ。

「横溝正史」
「金田一耕助」。


入場は無料、
「こんにちは」といわずに入る。


終戦直前より戦後、およそ3年間この家で暮らした。

ここで「本陣殺人事件」を執筆したそうだ。

この家で「金田一耕助」は誕生した。


昭和21年ごろ発表した「本陣殺人事件」は、はやくも昭和22年「三本指の男」として片岡知恵蔵主演で映画化されている。
当時映画の題名に「殺人」という言葉が使えなかった、と説明がある。
本当かのう?


以後片岡知恵蔵だけでも6本くらい映画化され、つぎつぎに映画になっている。





家の中には写真があったり、文庫本がすこし。↓の写真と同じ状態で庭は残っている。





門から見る岡田の田園風景。
この門を出て散歩しながら小説を考えた、ことになっている。


岡田あっての横溝正史で、
岡田なくして金田一なし。

ここでは、そういう事。









横溝正史散歩道を走る。

岡田の中心あたり。




「ふるさと歴史館」に向かう。
正面ふるさと歴史館。
左手赤い屋根は岡田小学校体育館。




ふるさと歴史館に入る。
ここ岡田は岡田藩の大名がいた。

大名といってもかろうじての大名で、一万石と何百石。



その当時の古書・古図が並び、横溝正史の本が展示してあった。





ふるさと歴史館のすぐ後ろには岡田池。


池には小島があり橋がかかり、太鼓橋がかかる。



岡田池は大きく水鳥が多数。
はやくも鴨がきている。




どうも気になることがあり、妻に聞いてみた。
妻は学校卒業して社会人として岡田小学校からスタートしている。


「当時の岡田は横溝正史の”よ”の字もなく、
金田一耕助の”き”の字もなかった。」


とのことだ。










つぎ・割烹三洋














2005年10月26日