2005年5月3日 午前8:09〜11:35
笠岡市真鍋島 「走り神輿」@ABC


八幡様にはお年寄りたちが集まりだした。

石段を登る老女には70代で若く見える。

腰をかがめ、杖をつき、一段、そして一段とのぼっている。






「真鍋島の恥じゃ!」

70代とみえる3人の老人が話している。

「今年は船(観光見物船または臨時増便船と思える)も来ん。」
「そうようたけど、また変わったようなこともいうとる。」

3人の不満は収まりそうもないお祭りの日のようだ。










「祭りの気分がでんのう。」

そうだろう。
今日は第一回の春の「真鍋島走り神輿」だもんな、来年は慣れるだろう。


「いいお天気に恵まれました。」

お参りする人にとって、祭りの日は今日の天気がいちばん。








長い、ながい祷りがようやく終わった。

”走るド”
”危ないヨ”



三台の神輿が走りはじめた。







そして石段をおりていく。











僕の記憶では、高校の時の真鍋中出身の男性同級生は4人いた。
たぶん当時、真鍋島の人口は2000人を越えていた。

今、笠岡市立真鍋中学の全校生徒数は8人。
一学年平均3人弱。

真鍋島の人口、340人。





前回の神輿の担ぎ手は島民がわずか2名だったそうだ。




担ぎ手の確保と観光客の両方を目的に今年からGWに開催。


それを新聞記事で知ったのが4月、真鍋の人にとっても”急な”ことで今回のお祭りは感情まで入り込み複雑なようだ。




つぎ・真鍋島走り神輿BC












2005年5月4日