2004年1月31日  午前8時40分ころ
笠岡市走出 北川薬師(持宝院)



現代の話ではない。笠岡の話でもない。

後月郡の西江原小学校へ通っていた母の話だから、もう70年以上も昔のことである。







当時の西江原尋常小学校では何処へ遠足に行っていたのだろうか?
母の記憶でまっさきにあげたのは「北川の薬師さんとか・・・」、であった。


僕自身まだ一度も行ったことのない北川薬師へ今日は走って行こう。



矢掛本陣マラソンまでもう2週間、薬師まで走れば出場するハーフよりちょっとだけ距離もあるし。
今日は土曜日の朝、ひたすら走出を目指す。県道の右手小北中、左手北川小のところを左折。

田んぼ道の中に大きな酒屋がある、それがナカツカ酒店。
そこが薬師へのスタート地点。まもなく山道を登る。



この山道は急。
走りのスタイルは止め、歩いて登る。




山道からは古い石段がところどころ残っているのが見える。

このお寺は平安時代にできて全盛期には13のお堂を持っていた、その雰囲気が充分つたわってくる。









そして薬師さま、持宝院に着いた。




左手・大師堂、右手本堂。



大師堂と本堂は繋がっている。

この薬師さまでは昭和20年前後まで、「会陽」はだか祭りがあった。
笠岡市史によればそのように記されているが、果たしてどのお堂でされたいたんだろう?その広さはない。


いつか北川薬師裸祭りの現認者の話を聞いてみたいものだ。




持宝院には名のとおり(と言えばへんだが)宝がある。

梵鐘。
鐘に刻印された年代は鎌倉時代、岡山県内最古。
それが吊るされているのが↓の写真。





他に曼荼羅。
これは岡山に保管されている(と思ったけど)。鎌倉期の作品。




そしてヤマモモの樹。
樹齢300年だそうだ。

「ヤマモモ」という言葉自体を、今日はじめて知りました。






つぎ・北川薬師2









2004年1月31日