2022年7月12日  火曜日  山形県鶴岡市羽黒町  月山弥陀ヶ原湿原          
酒田    月山八合目・弥陀ヶ原    湯殿山・仙人沢    米沢    東京駅(泊) 
8:00発    10:05~11:05    12:56~14:47    17:41    19:48 
                 







「山形県の歴史」  誉田・横山共著  山川出版社  昭和45年発行

羽黒山には、かなり古くから行者がいたらしい。
かれらは月山や湯殿山をひらいてこれを験所とし、
熊野三山に擬して出羽三山の信仰をつくりあげたのだろう。

貞元2年(977)に都で、行者たちが
「われわれは役子角(えんのおづね)の徒である」と激しく法螺貝を吹き鳴らして歩いた。
この行者たちは羽黒山伏だろう。
平安の終わりごろから鎌倉時代にかけ、羽黒修験は最盛期をほこった。







月山中の宮・御田原参篭所





法螺貝の音が響く。







「新・おくのほそ道」 立松和平・俵万智 河出書房新社  2001年発行

弥陀ヶ原

明治の廃仏毀釈の時には「御田ヶ原」の字を当てて難を逃れたという。
行者の姿で月山に登った芭蕉は、相当な苦行であったようだ。
山小屋で笹を敷き、篠竹を枕に横になって夜明けを待ったという。









御田原参篭所から湿原を歩けば水芭蕉が見えてきた。















水芭蕉、

この花は、いつ、どこで見ても、感動するなあ。












ほぼ小雨のなか、約1時間のウオーキングは終わった。




山肌には雪が残って幻想的な美しさを感じた。
















松尾芭蕉が月山に登ったのは、

元禄2年(1689年)6月8日で、陽暦では7月24日。







雲の峰 いくつ崩れて 月の山  芭蕉













バスは幾度も曲がりくねりながら、雲の峰を下りていった。














窓をこする樹木。












バスはいったん庄内平野まで下りてきた。

そして、また山へ向かう。


次は湯殿山に行く。









湯殿山・仙人沢
クラブツーリズム 『出羽三山と秘境・鳥海の絶景3日間』




2022年7月24日